The Old Man and Throné
短いタイトルですが、ロープウェイのシーンですよね
これはずっと再現したいと思っていたシーンで、むしろこのシーンのためにオクトラのイラストを作ろうと思ったといっても過言ではないくらいです
たしかに印象的なシーンですよね
少しネタバレしてしまいますが、あの雑多で喧噪なニューデルスタからあの扉をくぐったあとの静かなシーンで印象に残っている場面です
タイトルの通り、老人と2人で乗って昔話が語られるところですね
まあ、最初は「お前も乗るんかいっ!」って思いましたがw
笑。ロープウェイを動かすスタッフかと思いましたが、自動運行なんですね
思ったより技術が進んでいるのでロック・カンパニーが関わってるかもしれませんね。マリエッタの頃にもあったようなのでこちらの方が古そうですが…
では作品のコンセプトについて教えてください
今回はコンセプトといっても自分で考える部分はあまりなく、ほぼゲームの構図そのままです
ほぼ、というのは?
意識的に背景に街の灯りを入れてます。結構高いところに登っているイメージなんで、ニューデルスタの灯りが見えてもおかしくないんじゃないかと
なるほど。夜空も原作は真っ暗ですがイラストではけっこう明るいですよね
実は原作と同じく真っ暗な中に2人という場面も試したんですがイラスト的には映えなくて、息を吞むような夜空の中にぽつんといるロープウェイという情景を目指しました
苦労したところはありますか?
構図が決まっている一方で作り込みにはめちゃくちゃ苦労しました。ご覧の通り人物2人は小さくて、こういう小さい人物の作り込みは画像生成AIでは苦手というか不可能に近いんですよね、あくまで現時点の機能・性能ではですが…
そうなんですね
なので背景、ソローネ、老人の3つに分けてそれぞれで修正を重ねて作り込み、最後に一枚にまとめるようにしました
レイヤーを3枚重ねるような?
そのまま合成すると浮いて見えるというか、違和感が出てしまうので、光源の位置を考えながらライティング効果を入れたり、ぼかしたりといった調整レイヤーも入れてるので実際には10レイヤー近く入ってます
たしかに合成するときに不都合が出そうですね
合成したあとでロープウェイが小さすぎて体の縮尺と合わない感じになって、急遽ロープウェイの床を描き足して高さを修正したり…
原作ではデフォルメされてる分、イラスト化すると違和感が出てしまうんですね
はい、そもそも原作では二人とも立ちっぱなしですしw
それに原作ではロープウェイが透過されていて二人とも全身が見えてますよね
そこはそのまま再現して透過させようかとも思いましたが、他の部分をリアルに寄せて表現しているのでそこもちゃんと中に座っているようにしました
ロープウェイのガラスがあるのでイラストでは一部分だけ隠れてたりとかの部分ですね
画像編集ソフトはGIMPを使ってるんですが、奥行のZ軸部分もレイヤーで調整してます
なるほど、力作というわけですね、
まあ力作というより大変だったというのがしっくりきますね、今回は画像生成AIよりも手作業部分に苦労して作り込んだ形になります
おつかれさまでした
まだまだ甘い部分もあると思いますが雰囲気を再現できてれば幸いです
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